2017年1月4日水曜日

バサラを巣立ったSAMURAI 〜澁谷 和平〜


今回は「バサラを巣立ったSAMURAI」シリーズ2016/17シーズン 1弾を行いたいと思います。記念すべき初回にインタビューをさせていただくのは2015-16シーズンFCバサラマインツで1シーズンを過ごし,現在はドイツ7部リーグTSG 1846 ブレッツェンハイムでチームの主力として活躍する現在20歳の澁谷 和平選手です。


チームの雰囲気は良いです

まずいま所属しているTSG 1846 ブレッツェンハイムですが1846年からある非常に歴史のあるチームで,一昨年8部リーグから昇格し,7部リーグでは中堅の位置にいます。あとチームメイトはみんな優しいです。


高校生のときから将来は日本ではなく海外でプロになることを目指していた。

高校は福島県の尚志高校という福島では一番強い,全国大会常連の高校でサッカー漬けの日々を送っていました。基本的にいつもそこではレギュラーで主にFWとしてプレーしていました。将来はプロになりたかったですが,日本ではなく海外でプロになることを目指していました。自分のイメージとして海外のファンの方が激しく熱い感じがして,そのような環境でサッカーをしてみたかったんです。


志半ばでブラジルから帰国。そして渡独。

海外志向が強かったこともあって,たまたま中学時代のコーチの知り合いがブラジルのチームを紹介してくれて,高校卒業後はブラジルに行きました。けどビザが15日間しかおりなくて,志半ばで帰国しました。帰国後,中学時代の監督がFCバサラマインツ・アドバイザーの岡崎慎司さんと仲が良くてバサラを紹介してもらいました。正直,来る前はバサラのことをあまり知らなくて,どういう環境でプレーするかというのも想像できなかったです。ドイツではドイツサッカー特有の激しさだったり,ドイツ語の習得,あとはサッカー選手としての土台作りとかを求めて来ました。


バサラでの1年があって,今の自分がある。

まずバサラでの1年で球際が強くなったと思います。あとはボディコンタクトや守備の仕方も。来た当初はドイツ語が全然喋れなかったですが,近くにいつもアドバイスをしてくれる人がいました。そのため生活面での困難はほとんどなく,サッカーに集中できる環境でした。いまのチームはほとんどがドイツ人ですけど,みんな優しくて仲良くしています。でもバサラでの1年がなかったらもっと苦労してたと思います。コミュニケーションの部分やドイツ人に対してどのように接するかとか多くのことをバサラで学ぶことができました。もしドイツ1年目からいまのチームに来ていたらフワフワしていたと思います。バサラで会長の山下喬さんやキャプテンのたくやさんからのアドバイスで考える力がついたと感じています。


もっと成長してステップアップしたい。

やっぱりFWは点を取ってこそ認めてくれるみたいなところが強くて,今のチームでも点を取り始めてからチームメイトの反応が変わりましたし,認めてくれて,どんどんパスが出てくるようになりました。いまFWとして出場して,結構点を取っていますが,まずはチーム内での得点王を目指して,さらにもっと得点して上のクラブから声がかかっていけるような選手になりたいです。